スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
[ --/--/-- --:-- ] スポンサー広告 | TB(-) | CM(-)

読書記録35 ハーモニー

読書記録35回目。


ハーモニー (ハヤカワ文庫JA)ハーモニー (ハヤカワ文庫JA)
(2010/12/08)
伊藤 計劃

商品詳細を見る


--あらすじ--

21世紀後半、〈大災禍〉と呼ばれる世界的な混乱を経て、人類は見せかけの優しさと倫理が支配する“ユートピア”を築いていた。そんな社会に抵抗するため、3人の少女は餓死することを選択した……。 それから13年後。死ねなかった少女・霧慧トァンは、医療社会に襲いかかった未曾有の危機に、ただひとり死んだはずだった友人の影を見る――『虐殺器官』の著者が描く、ユートピアの臨界点。日本SF大賞受賞作。

--感想--

世界設定から、登場人物まで結構好みだったし、ラノベに近い読み易さもあって一気読みだった。

「虐殺器官」後の世界の話らしいけど、この世界は非常にリアリティがある。医療、福祉が発達し、病気で死ぬことがない世界。なにもかもを管理し、社会のリソースとして個人が扱われる世界。確かに理想郷、ユートピアであって目指すべき世界なのかもしれない。さらにそこから人々の意識を削除して、完全に調和的な世界を理想とする機関が登場する。人々の意識を消すことで完全に社会的な存在になる。これは一つの社会という生き物になるという意味でエヴァに近いのではと思った。あっちは自我の境界を消そうとしていたわけだが。人間の社会性を究極に突き詰めると一つの意思というか、一つのなにかになるしかないのか。

そもそも意識というのが何なのかとよく分からないのだが、技術が進歩していくことで個人という考え方が邪魔になっていくのは想像はできる。そうするとじゃあ自分は何のために生きるのかと彼女達はお互いの意見をぶつける訳で。病気で死なないからそれこそ社会の歯車でしかない。ただ社会のために生かされているだけ。そんな時代になってしまったら怖いと思う。生かされているのと生きているのでは違うしね。

よく分からなくなってしまったけどとにかく面白かった。
[ 2012/09/25 23:29 ] 読書記録 伊藤計劃 | TB(0) | CM(0)

コメントの投稿













管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://saturdaynightgirl.blog.fc2.com/tb.php/68-16f08be0





上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。