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読書記録16 夜想

読書記録16回目!


夜想夜想
(2007/05)
貫井 徳郎

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--あらすじ--

事故で妻と娘をなくし、絶望の中を惰性でただ生きる雪籐。
だが、美少女・天美遙と出会ったことで、雪籐の止まっていた時計がまた動き始める。
やがて、遙の持つ特殊な力は、傷ついた人々に安らぎを与え始めるが……。
あの傑作『慟哭』のテーマ〈新興宗教〉に再び著者が挑む。
魂の絶望と救いを描いた、渾身の巨篇。


--感想--

「慟哭」のテーマ<新興宗教>に再び著者が挑んだらしいけど、とても面白かった。

読んでると中盤くらいからこれは悲劇的な結末なんだろうなぁと勝手に予想しながらどんどんページをめくってしまった。まちがいなくいっき読みしたくなる作品だと思う。

雪籐は宗教ではなくあくまで遥かをたくさんの人に知ってもらいたいだけなのに、コフリットが大きくなるにつれて金や人間関係のもつれから徐々に組織の雰囲気が悪くなっていくのは悲しかった。でも雪籐も周りを見てないで、遥の事を過剰に信用しすぎな印象もいなめない。僕は笠置がむしろ好印象だった。少し黒い部分があったが、組織が大きくなっていく中で周りのメンバーに疑われながらも冷静に状況をみていたのは彼だった。終盤での笠置の言葉は筆者の伝えたいことをそのまま喋っていたのではないか。

忘れてはいけないのが子安。読んでいて気分悪くなるような悪だった。自分の世界しかなくて、それが全てという考えは良くない。自分が教祖の宗教なのかと思うくらい。


そして最後まで読んでタイトル「夜想」の意味が分かる。

「夜の闇の中であなたを想うだけだった。」

結局彼の中で彼女の存在は人という枠を超えて大きくなりすぎていたのではないか。彼女を崇拝するあまり神に近いような扱いをしていたのではないか。それはつまり雪籐は彼が作り上げた遥という教祖を振興しているたのではないか?

上の言葉の意味はそうゆうことなのではないかと愚推してみる。
[ 2012/07/03 20:13 ] 読書記録 貫井徳郎 | TB(0) | CM(0)

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