読書記録45 図書館革命


図書館革命 図書館戦争シリーズ4 (角川文庫)図書館革命 図書館戦争シリーズ4 (角川文庫)
(2011/06/23)
有川 浩

商品詳細を見る


--あらすじ--

原発テロが発生した。それを受け、著作の内容がテロに酷似しているとされた人気作家・当麻蔵人に、身柄確保をもくろむ良化隊の影が迫る。当麻を護るため、様々な策が講じられるが状況は悪化。郁たち図書隊は一発逆転の秘策を打つことに。しかし、その最中に堂上は重傷を負ってしまう。動謡する郁。そんな彼女に、堂上は任務の遂行を託すのだった―「お前はやれる」。表現の自由、そして恋の結末は!?感動の本編最終巻。

--感想--

デートから始まって良化隊との対決、そして逃走と勢いのある最終巻でした。シリーズを振り返るとやっぱり笠原の成長の物語なんだなぁと思います。はじめは王子様に憧れる体力バカだったわけですが、様々な障害を乗り越えて立派な図書隊員となる姿は意志の強さを感じました。今までは何かと堂上を始め、周りの人たちに助けられる場面がありましたが、今回は単独での逃走を見事成功させ、成長の跡を見せてくれます。応援したくなる主人公っていると思うんですけど笠原はまさにそれですね。

ラブコメ部分に関してはこちらはハッピーエンドを迎えて、エピローグではもうそこまでいってるのかと驚かされました。堂上が笠原を下の名前で呼ぶのに違和感を覚えますが、新しい生活を始めている彼らがこれからどう活躍するのか見たいですね。

表現の自由、言論弾圧という重いテーマを扱っていながらそれを重く感じさせない技術は素晴らしいです。別冊が二冊あるのでそちらの読みたいと思います。
スポンサーサイト



[ 2013/01/27 16:25 ] 読書記録 有川浩 | TB(0) | CM(0)

読書記録44 特異点領域の特異点


特異領域の特異点―真理へ迫る七秒間 (電撃文庫)特異領域の特異点―真理へ迫る七秒間 (電撃文庫)
(2011/08/10)
範乃 秋晴

商品詳細を見る


--あらすじ--

特異領域理論が実用化され、グローバルスタンダードは変わった。政治経済の枠組は一変し、世界の中心には日本があった。世界最高峰の特異領域理論が学べる機関、世界国家第一大学。その学生であり、自称天才、無期停学中の賢悟はあるメッセージを受け取る。それは稀代の天才科学者天川からの救難信号だった!天川は特異領域理論を提唱した五人の天才科学者の一人であり、長らく消息を絶っていた人物。その裏を想像し、賢悟が飛びつかぬはずがない。それが世界を揺るがす事件の始まりで―。新感覚、空想科学冒険譚の登場。

--感想--

設定はすごい面白かったです。特異領域理論という新たな理論が世界を支配していて、それを使用し戦闘をするのですがほぼ魔法とかわりません。要するに学園異能バトルモノとあんまり変わらない。違うのはあくまで科学だということです。どうしてそうなるのかというのがしっかり説明されていてそこは空想科学モノらしいと思います。しかし、逆に説明が多くて退屈だと感じることもありました。

ただ理解するのが難しいし、故に戦闘シーンで何が起こっているのかがいまいち把握しにくい。この辺は僕の理解力の問題なのでもう一回読めばまた印象は変わるかもしれません。唯一許せないのが主人公の「かんらかんら」という喋り方?。喋り口調でキャラを特徴づけるのは良いことだと思いますが、何か他の手段があったのではないでしょうか。主人公の自信に満ちたキャラクターは好きなだけに残念です。



[ 2013/01/26 16:54 ] 読書記録 範乃 秋晴 | TB(0) | CM(0)

読書記録43 図書館危機


図書館危機 図書館戦争シリーズ3 (角川文庫)図書館危機 図書館戦争シリーズ3 (角川文庫)
(2011/05/25)
有川 浩

商品詳細を見る


--あらすじ--
有川浩『図書館戦争』シリーズ最新刊!!図書館は誰がために―王子様、ついに発覚!山猿ヒロイン大混乱!玄田のもとには揉め事相談、出るか伝家の宝刀・反則殺法!―そしてそして、山猿ヒロイン故郷へ帰る!?そこで郁を待ち受けていたものは!?終始喧嘩腰でシリーズ第3弾、またまた推参。

--感想--

このシリーズは恋愛要素が多くてそれだけでお腹一杯になりそうです。堂上笠原は徐々に距離が縮まってきているし、小牧毬江は相変わらずだし、柴崎手塚もいい感じになりそうだし。本当にラブコメ部分は充実しています。しかし今回は茨城県展警備に差別用語にという重い話がメインでした。

県展警備では戦闘シーンがあり、緊張感のある展開でした。特に玄田の執念おそるべしです。戦闘だけでなく、内部事情にも焦点があたっており、無抵抗主義団体との衝突や女子寮の陰湿な嫌がらせはリアリティがありました。憲法9条問題でも武力捨てようという無抵抗を唱えている人がいると思いますが、武器を捨てれば攻めてこないというのはどうなんでしょうかね。

「床屋」が差別用語にあたる可能性があるというのは今まで知らなかったです。そもそも規制するのはメディア良化委員会で、当事者は特に差別と思ってないというのは言葉狩りとしかいえないですね。床屋という言葉に誇りを持っている人もいる訳ですし、僕は床屋に関してはいきすぎた規制だと思います。
[ 2013/01/18 13:06 ] 読書記録 有川浩 | TB(0) | CM(0)

読書記録42 図書館内乱


図書館内乱  図書館戦争シリーズ(2) (角川文庫)図書館内乱 図書館戦争シリーズ(2) (角川文庫)
(2011/04/23)
有川 浩

商品詳細を見る


--あらすじ--

相も変わらず図書館は四方八方敵だらけ! 山猿ヒロインの両親襲来かと思いきや小さな恋のメロディを 叩き潰さんとする無粋な良化「査問」委員会。 迎え撃つ図書館側にも不穏な動きがありやなしや!? どう打って出る行政戦隊図書レンジャー! いろんな意味でやきもき度絶好調の『図書館戦争』シリーズ第2弾、ここに推参!
――図書館の明日はどっちだ!?

--感想--

笠原をとりまくメンバーに焦点を合わせた第二巻。内乱というタイトルの通り図書館内での事件や、人間関係が中心になっています。

アニメを見た当時からなんとなく小牧さんが好きなんだけどやっぱりかっこいいですね。鞠江さんのためだから査問にたえられたという言葉は惚れざるををえない。この作品で王子様は堂上だけど、小牧さんも王子様成分は非常に高いと思います。手塚と柴崎もそれぞれ弱みを見せてくれたり、意識が変わっていく様子もありました。
内乱というのは各登場人物の心理状態が乱されて変わっていくという意味があるのでしょうか。勝手な推測にすぎませんが。笠原が真実を知ってしまって、王子様つまり堂上への思いがどう動くというのが一番の内乱ですね。

もちろん恋愛面だけでなく内部の抗争もしっかり描かれています。行政派と原則派の衝突がだんだん表に出てきているので、これにどう笠原が巻き込まれていくのがが期待です。

[ 2013/01/12 17:17 ] 読書記録 有川浩 | TB(0) | CM(0)

読書記録41 図書館戦争


図書館戦争  図書館戦争シリーズ(1) (角川文庫)図書館戦争 図書館戦争シリーズ(1) (角川文庫)
(2011/04/23)
有川 浩

商品詳細を見る


--あらすじ--

2019年。公序良俗を乱し人権を侵害する表現を取り締まる『メディア良化法』の成立から30年が経ち、日本はメディア良化委員会と図書隊が抗争を繰り広げていた。笠原郁は、図書特殊部隊に配属されるのだが……。

--感想--

図書館戦争はアニメで見たのですが、これが2008年放送なんですね。内容はわずかながら覚えているのでそんなことあったなぁと思い出しながら読みました。

メディア良化法やそれをとりまく設定等から結構難い作品かと思って読み始めましたが、実際はその反対でむしろ軽く読めました。会話の雰囲気とか、心理描写はとらドラの竹宮さんに似ているような。似てないにしても同じ女性作家ということで何か独特な部分はあるのかもしれません。

登場人物はみんな魅力的で、笠原と堂上の素直になれない感じは良いですよね。本当は大切なんだけどそれをなかなか表に出せないというのは傍から見る分にはにやけるところです。考え込まれた設定の中で少女漫画をやってるという印象でした。この作品が嫌いな人はこうゆう少女漫画っぽいところが嫌なんでしょうね。世界設定や戦闘シーンをメインで見たい方からすれば恋愛はおまけでしょうし。僕はどっちも素晴らしいし、単純に面白いと思いましす。

月9連ドラ風ということなので次巻以降もベタベタな展開が期待できそうです。
[ 2013/01/05 19:49 ] 読書記録 有川浩 | TB(0) | CM(0)

読書記録12月まとめ

2012年12月の読書メーター
読んだ本の数:5冊
読んだページ数:2013ページ
ナイス数:7ナイス

新世界より(下) (講談社文庫)新世界より(下) (講談社文庫)
読了日:12月30日 著者:貴志 祐介
向日葵の咲かない夏 (新潮文庫)向日葵の咲かない夏 (新潮文庫)
読了日:12月26日 著者:道尾 秀介
恋文の技術 (ポプラ文庫)恋文の技術 (ポプラ文庫)
読了日:12月26日 著者:森見 登美彦
虐殺器官 (ハヤカワ文庫JA)虐殺器官 (ハヤカワ文庫JA)
読了日:12月23日 著者:伊藤 計劃
ヒッグス粒子の謎(祥伝社新書290)ヒッグス粒子の謎(祥伝社新書290)
読了日:12月22日 著者:浅井 祥仁

読書メーター


新世界よりはアニメにあわせて読もうかと考えてましたが結局読み終わってしまいました。
今年も少しずつ読書していきたいです。
[ 2013/01/04 10:58 ] 読書記録 | TB(0) | CM(0)