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読書記録60 宵山万華鏡


宵山万華鏡 (集英社文庫)宵山万華鏡 (集英社文庫)
(2012/06/26)
森見 登美彦

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--感想--

祇園祭を舞台にした連作短編集です。6つの短編があり、対になる2つの短編の組みが3つあるという構成です。片方の主人公がもう片方では脇役になっているなど、同じ出来事を別の視点から描写しています。これが万華鏡ということなんですかね。少し不気味な場面もありますが、大学生がまじめにバカをするという森見作品おなじみの展開もあり、非常に不思議な作品でした。
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[ 2013/05/28 14:08 ] 読書記録 森見登美彦 | TB(0) | CM(0)

読書記録40 恋文の技術


恋文の技術 (ポプラ文庫)恋文の技術 (ポプラ文庫)
(2011/04/06)
森見 登美彦

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--あらすじ--

京都の大学院から、遠く離れた実験所に飛ばされた男が一人。無聊を慰めるべく、文通修業と称して京都に住むかつての仲間たちに手紙を書きまくる。文中で友人の恋の相談に乗り、妹に説教を垂れるが、本当に想いを届けたい相手への手紙は、いつまでも書けずにいるのだった。

--感想--
森身さんの作品ではおなじみのパターン。主人公が京都の大学生。四畳半、太陽の塔と読んできたのでまたかと思ったけどこれが面白い。恋愛に研究に悩み、奔走する主人公。自分にかさねやすいし、だからこそ魅力的である。まじめに馬鹿をやる様は若いっていいなぁ、学生っていいなぁとうらやましい。自分も学生なんだけどこうゆう馬鹿になりたい。

書簡形式の小説ははじめて読みました。主人公守田の書く手紙だけで何が起こっているのか、どんな登場人物がいるのかを表現しています。読み始めは分かりづらいと思いましたが、終わってみればあの登場人物はこんな奴だというのがしっかり頭に残っています。森見さんの文章力の巧みさが存分に発揮されています。

守田の恋の結末が気になるけど、彼なら多分やってくれるでしょう。

森見さんの作品を読むとラノベの定義ってなんなのかと考えさせられる。ネットで「森見はラノベだろ」という発言を見たことがあるけどこの文体は確かにあいまいな領域を漂っている。ありえないけど森見さんがラノベを書くと言ってラノベを書けばかなりすごい作品が出来そう。
[ 2012/12/26 14:18 ] 読書記録 森見登美彦 | TB(0) | CM(0)

読書記録19 きつねのはなし

読書記録19回目。


きつねのはなし (新潮文庫)きつねのはなし (新潮文庫)
(2009/06/27)
森見 登美彦

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--あらすじ--

「知り合いから妙なケモノをもらってね」篭の中で何かが身じろぎする気配がした。古道具店の主から風呂敷包みを託された青年が訪れた、奇妙な屋敷。彼はそこで魔に魅入られたのか(表題作)。通夜の後、男たちの酒宴が始まった。やがて先代より預かったという“家宝”を持った女が現われて(「水神」)。闇に蟠るもの、おまえの名は?底知れぬ謎を秘めた古都を舞台に描く、漆黒の作品集。

--感想--

森見さんの作品は「夜は短し~」、「四畳半神話大系」、「太陽の塔」を読んだけど、これらとは毛色が違ってホラーに近い作品だった。

ホラーといっても怪談、妖怪といった日本の古典的なホラーだった。背筋が凍るという表現があるが、それを感じさせてくれる。読み終わってからも後味は良くなくて、これも不気味に感じさせる一因だと思う。

一番面白かったのは「きつねのはなし」だった。一番最初だから印象が強いのかもしれないけど、怖さはこれが一番だったかな。彼女が姿を消したと思ったらまさかねぇ。天城さんは恐ろしい。

短編集なんだけど話がリンクしているのは自分にとって良かった。短編集は好まないんだけどこうゆう形式の物は抵抗が少ない。上に挙げた三作も含め舞台が京都なのだが、修学旅行で行っただけの自分としては京都の地名が出てきても想像しにくい。表紙にあるような古い家が並ぶ、路地が細い街を想像して読んだけど多分それでいいのだろう。
[ 2012/07/15 16:11 ] 読書記録 森見登美彦 | TB(0) | CM(0)

読書記録8 太陽の塔

読書記録8回目。
森見さんの作品は3つ目。

太陽の塔 (新潮文庫)太陽の塔 (新潮文庫)
(2006/05)
森見 登美彦

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--感想--

やっぱり森見さんの文体は独特でおもしろいと思う。誰も真似できないし、したとしても劣化にしかならないだろう。

ラノベに近いような文の言い回し、表現は嫌いな人もいるかもしれない。逆にはまっちゃう人はとことんはまっちゃうそんな文章。

内容は失恋した大学生が元彼女を付回すところから始まるんだけど、結局なにが面白いかって馬鹿馬鹿しいことをくそまじめに語る主人公。「四畳半」も「夜は短し」もそうだけど主人公の魅力がすごいよね。自分も大学生だから余計に共感できる。

ストーカーすることさえ正当化しちゃってるし、ゴキブリキューブを人の家に置いていくし、本当に自由人な主人公。残念な男なんだけどなぜか憎めないし、むしろ応援したくなる。色々考えてるんだけど、へりくつだったりひねくれてる。つまるところ「彼らは間違っている。なぜなら我々が間違っているはずがないからだ」。この一言に彼の哲学が表現されてる。

あとやってる事がまさに大学生のノリで男のノリ。「ええじゃないか」みたいにちょっとハメ外しちゃったり。上の画像だと帯に「すべての失恋男たちに捧ぐ」ってあるけどまさにそれ。失恋なんて小さいことだってなっちゃう(だろう)。それで明るい気分にさせてくれる。まぁ僕はあんま恋愛は分からないけど。

この作品が森見さんのデビュー作なわけだけど「猫ラーメン」や先に挙げた「ゴキブリキューブ」なんてのも森見ワールドの面白さの一つ。こうゆう直接繋がってない作品のなかである共通の用語や物事があると読んでてうれしくなる。

太陽の塔って実際に見た事ないんだけどそんなにすごいのだろうか・・・。
[ 2012/06/03 22:58 ] 読書記録 森見登美彦 | TB(1) | CM(0)



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