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読書記録24 悪の教典

読書記録24回目


悪の教典 上 (文春文庫 き 35-1)悪の教典 上 (文春文庫 き 35-1)
(2012/08/03)
貴志 祐介

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悪の教典 下 (文春文庫 き 35-2)悪の教典 下 (文春文庫 き 35-2)
(2012/08/03)
貴志 祐介

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--あらすじ--
学校とは、子供を守ってくれる聖域などではなく、弱肉強食の法則が支配する生存競争の場だ。ここから無事に生還するためには、生まれ持った幸運か、いち早く危険を察知する直感か、あるいは暴力的な才能が必要になる。2010年ミステリー界を震撼させた超弩級エンターテインメント。ノベルスオリジナル短篇「秘密」、「アクノキョウテン」を収録。このミス1位(宝島社「このミステリーがすごい!2011」国内編)。週刊文春1位(週刊文春「2010年ミステリーベスト10」国内部門)。ミステリが読みたい2位(早川書房「ミステリが読みたい!2011」国内)。第1回山田風太郎賞受賞。

--感想--
ハスミン怖すぎますねぇ。上巻では学校全体を裏で操り、下巻では大量殺人。これはもう恐怖と言わざるをえない。ルックスは良くて、先生生徒問わず誰からも信頼される人が実はこれだから人間て分からないね。

ともかくストーリーの面白さは圧倒的だった。上巻では学校で起きた事件や問題ごとをハスミンが解決していくんだけど、これがアニメ、ゲームでいう日常パート風な感じになってる(と自分は思った)。ハスミンの熱血教師ぶりをここで見ることができる。英語の授業を受けたいと思ったのは自分だけではないはず。でも実は裏で脅したり、色々捏造したり殺したりの悪の部分も見えてくる。そもそも良い教師のフリをしてるだけなんだけど。待ちに待った下巻では殺しまくり。ハスミンが真の姿を開放する。数時間で40人近くを殺すというまさに悪魔のごとき恐ろしさ。読むほうもドキドキしながらページをどんどんめくってしまう。最終的にはあの結末になったけど、ハスミンを世に放たないほうがいいね。

上に書いたとおりストーリーの面白さに加えてハスミンの強烈すぎるキャラクターが良いよね。ここまで突き抜けて悪のキャラクターもそうはいない。なにより目的のためなら平気で殺すという特異な面が魅力なのだろう。手段を選ぶときに機械的なんだろうね。たまたま一番合理的な方法が殺人だった。じゃあ殺そうって。それで周りの人たちは彼の掌の上で踊らされて最後に殺される。一種のかっこよさを感じますね。まさに悪のヒーロー。こんなこと書くなんてハスミンの信者もいい所だね。

結局何が言いたいかといえば面白いしいっき読み間違いなし。文庫本だと合計1000ページほどあるけど全く苦にならない。むしろ終わるのが悲しくなる。

不満点を挙げれば犯行が行き当たりばったりな所か。「木の葉は森に隠せ」と言ってもあれはやりすぎな印象。もっといい方法がありそうなんだけどね。しょうがなく殺すのか、殺すのが目的なのかでかなり違う。ハスミンは殺しを楽しんでたように思った。あくまで手段として淡々とやって欲しかったかも。


余談だけど映画では伊藤英明がハスミンを演じるそうで。良いキャスティングだと思う。
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[ 2012/08/12 15:02 ] 読書記録 貴志祐介 | TB(0) | CM(1)

読書記録21 鍵のかかった部屋

読書記録21回目。


鍵のかかった部屋 (角川文庫)鍵のかかった部屋 (角川文庫)
(2012/04/25)
貴志 祐介

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--あらすじ--
元・空き巣狙いの会田は、甥が練炭自殺をしたらしい瞬間に偶然居合わせる。ドアにはサムターン錠がかかったうえ目張りまでされ、完全な密室状態。だが防犯コンサルタント(本職は泥棒!?)の榎本と弁護士の純子は、これは計画的な殺人ではないかと疑う(「鍵のかかった部屋」)。ほか、欠陥住宅の密室、舞台本番中の密室など、驚天動地の密室トリック4連発。あなたはこの密室を解き明かせるか!?防犯探偵・榎本シリーズ、第3弾。

--感想--

榎本シリーズ第③弾ということで面白かったです

「硝子のハンマー」、「狐火の家」と続いて今回は青砥のキャラの変わっていた事が印象に残った。あとがきにもあるけど、初めの頃は凄腕の美人弁護士キャラだったのに今ではいじられ役が少し入っている。今の方が親しみやすくていいのかもしれないけどね。青砥が意見を出しても即効榎本に却下される流れは面白いと思う。でもたまには頭が切れるところも見たい。

一番面白かったのは「鍵のかかった部屋」だった。トリックは上手くいきすぎ感があるけど、よく思いつくなぁと感心する。榎本はもちろんだけど会田さんもかっこよかった。榎本が外堀から埋めて行ってだんだん犯人を追い詰めていくのは怖いね。あとボイルの法則、シャルルの法則はもうわすれてたなぁ。中学くらいで習うんだっけか。

ドラマは見てないんでそちらは後で見る機会があったら見よう。
[ 2012/07/18 15:04 ] 読書記録 貴志祐介 | TB(0) | CM(0)



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