読書記録65 ふわふわの泉


ふわふわの泉 (ハヤカワ文庫JA)ふわふわの泉 (ハヤカワ文庫JA)
(2012/07/24)
野尻 抱介

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--感想--

「ふわふわ」のタイトルの通り登場人物たちがふわふわした性格で好印象でした。技術についての描写が細かいので理解に難しい箇所はあるのですが、話のテンポが良いので気になりませんでした。テンポが良い事の裏返しで、彼女のやる事がどんどん成功していくのでそこはご都合主義にとられる方がいるかもしれません。そして最後は宇宙を目指す熱い展開です。やはり人間は宇宙に憧れるのですね。終わり方も気持ちの良い物でハードSFですがサクッと読めます。
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[ 2013/06/15 12:56 ] 読書記録 野尻抱介 | TB(0) | CM(0)

読書記録47 南極点のピアピア動画


南極点のピアピア動画 (ハヤカワ文庫JA)南極点のピアピア動画 (ハヤカワ文庫JA)
(2012/02/23)
野尻 抱介

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--あらすじ--

日本の次期月探査計画に関わっていた大学院生・蓮見省一の夢は、彗星が月面に衝突した瞬間に潰え、恋人の奈美までが彼のもとを去った。
省一はただ、奈美への愛をボーカロイドの小隅レイに歌わせ、ピアピア動画にアップロードするしかなかった。
しかし、月からの放出物が地球に双極ジェットを形成することが判明、ピアピア技術部による“宇宙男プロジェクト”が開始される・・・・・・
ネットと宇宙開発の未来を描く4篇収録の連作集

--感想--

ニコニコ動画、ボーカロイドの未来を描いた作品です。このタイトルと表紙ですが内容は非常にSFです。ハードSFというらしいですね。正直読む前はこんなにSFしていると思ってなかったので驚きました。細かい設定好きの僕にはこのジャンルがあっているのかもしれないです。逆にニコニコ、ボカロ好きで手に取った人は期待を裏切られるかもしれません。ちなみに僕はニコニコ動画は作業用BGMにしか使わないですし、ボカロは全く聴きません。

ネットと宇宙開発の未来を描くとありますが宇宙全体を巻き込むという壮大な物ではなく、ピアピア動画ユーザーのノリと技術が作り上げた宇宙進出プロジェクトのお話です。近未来が舞台とはいえ、ピアピア動画ユーザー達の技術で宇宙をめざすというのはわくわくする展開ですし、宇宙が身近に感じられる作品だと思います。また、ネット文化、特にニコニコ、ボカロがどのように受け入れられているのかというのも面白い点です。ユーザが協力的すぎてこんなに民度高くはないと思いますが、短編ですからしょうがないと思います。

話は変わりますが50年後くらいには老人を含め、全ての世代で幼い頃からネットに親しんできたという人が多くになります。そのころにはネット初のサブカルチャーがどう受け入れられているのでしょうか。年を召されたがボカロを聴くのが当たり前になっているのかもしれないですね。
[ 2013/02/03 13:22 ] 読書記録 野尻抱介 | TB(0) | CM(0)