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読書記録37 θ(シータ)―11番ホームの妖精

θ(シータ)―11番ホームの妖精 (電撃文庫)θ(シータ)―11番ホームの妖精 (電撃文庫)
(2008/04)
籘真 千歳

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--あらすじ--

東京駅上空2200mに浮かぶホームには、銀の髪と瑠璃色の瞳を持つ少女と白い狼が住んでいる。彼らは忘れ去られた約束を信じて、今日もその場所で待っている。―high Compress Dimension transport(高密度次元圧縮交通)―通称C.D.「鏡色の門」と鋼鉄の線路により、地球の裏側までわずか数時間で結ばれる時代。春の隠やかな午後、東京駅11番ホームに響き渡る突然のエマージェンシーコールが事件の始まりを告げた…。銀色の髪の少女T・B、野菜嫌いの娘・義経、そしてクールなAI、アリスが繰り広げる、ハードSF&のほほんストーリー。

--感想--

スワロウテイルシリーズが面白かったのでこちらも読んでみました。所々スワロウテイルとの関係が匂わせてあります。よくも悪くも同じ作者だと思わせる作品でした。

TBと揚羽がとても似ています。自分を犠牲にしてしまうところ、口調、キャラクターがそっくりでした。あと前口上というかアリスに出す命令がいちいちかっこいい。国際情勢を描写し、主人公がその動向を握っているというのも似ていると思います。

「ハードSF&のほほんストーリー」とある通り様々な設定が出てきて世界が上手く作られています。設定を読むのが好きな人にはちょうどいいかも知れません。逆に会話はわりと軽く読めます。TBと義経の絡みは特に軽快で面白いです。

あちらのシリーズよりはほのぼの系に向いていそうなので、日常を描いた話が読みたいと思いました。
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[ 2012/10/06 20:36 ] 読書記録 藤真千歳 | TB(0) | CM(0)

読書記録30 スワロウテイル序章/人工処女受胎

読書記録30回目。


スワロウテイル序章/人工処女受胎 (ハヤカワ文庫 JA ト 7-3)スワロウテイル序章/人工処女受胎 (ハヤカワ文庫 JA ト 7-3)
(2012/09/07)
籘真 千歳

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--あらすじ--

男女別の自治区で性別の違う人間と共に暮らす人工妖精たち。その一体である揚羽は、全寮制の看護学園で同室の連理や義妹の雪柳らと学園生活を謳歌していた。人間に害をなす人工妖精を密かに殺処分する“青色機関”の一員という裏の顔を持つ揚羽は、学園内の連続事件に死んだはずの科学者・不言志津江の陰謀を見出す。それは揚羽の人生に今後降りかかる過酷な運命の予兆でもあった。人気シリーズの前日譚たる連作中篇集。イラスト:竹岡美穂

--感想--

内容としては学園内で起こった事件や日常風景を描写しつつ、裏で暗躍する不言との対決がクライマックスになる。前日譚という事でキャラクター同士の関係や特に揚羽について掘り下げられていた。また、学園者の雰囲気がある前半~中盤、人工島を揺るがす事件に発展する後半とめりはりがついていて良かった。徐々に明らかになる不言のたくらみは恐ろしさと、マッドサイエンティストといえる狂気を感じる。

作者が大学の心理学科卒のためか前作、前々作と変わらずそちら方面の話がとても深い。限りなく人に近い人工妖精のそれゆえに起こる様々な問題というのがこの作品のひとつのテーマなのだろう。人工妖精には「人工妖精の五原則」というロボット三原則が元となる原則がある。それについての考察はとても面白かった。他にも人工知能のアイデンティティーだとか倫理的な話はちらほら出てくるのでその方面の知識があればもっと楽しめるのになぁと思う。理解するのが難しい場面は多々あるけど、理屈っぽいのが好きな自分は苦にならなかった。

一作目を呼んだときから思ってるけど、表紙の絵が若干萌えを意識させるにもかかわらず内容はかなり重厚なのでそのギャップが良いのか悪いのか。ともかく今作は挿絵が入って各キャラクターのビジュアルが分かるようになったのはとても素晴らしい。鏡子の絵がなかったのは残念であるが次巻以降に期待。
[ 2012/09/09 11:36 ] 読書記録 藤真千歳 | TB(0) | CM(0)



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